・危険な高所作業・足場設置にコスト大・時間、労力負担大・安全・低コスト・スピードアップ操縦者【技術開発の推進】事業が直面する課題や将来を見据えて解決すべき課題に対応するため、AIを含むデジタル技術やロボット技術など、多様な分野で活用されている最先端技術と下水道事業との融合や、産学公の連携などにより計画的に技術開発に取り組み、日本の下水道技術をリードしていきます。【デジタル化による仕事の進め方の見直し】デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、お客さまサービスの更なる向上を目指します。また、事務事業の簡素化・効率化を図るとともに、様々なデジタル技術を活用して、お客さまにとって利便性の高いサービスの提供を実現していきます。▶下水道局の発注工事では、工事完了時に施工内容を確認するために当局の職員が現地で目視確認を行いますが、下水道施設には、高所や狭隘(きょうあい)、硫化水素ガスの発生など、危険を伴う場所があります。▶こうした場所において、3D測量や画像認識AI、ドローンなどの技術により、現地での高所作業を無くすなど、計測・撮影、映像伝送・表示を包括的に行うことができる新たな確認手法の構築を進めています。■デジタル技術を活用した工事出来形確認手法は、令和5(2023)年度にスタートアップ企業との協働を開始しました。令和6(2024)年度は、この新たな手法の確立に向け、画像認識技術の調整や遠隔測量の精度確認のために実地試験を行います。■行政手続においては、新たに、排水設備工事責任技術者資格試験の申込みなどでオンライン申請サービスやキャッシュレス決済を導入するなど、デジタル化を着実に推進しています。行政手続のデジタル化率は、令和5(2023)年度末で70%を達成しました。■事業所におけるDXの取組として、「タブレット端末活用による設計図面のチェック」を令和5(2023)年度に中部下水道事務所で先行導入し、運用テストを行っています。今後、他の事務所へも展開を予定しています。■下水道局による評価■下水道施設の新たな工事出来形確認手法の構築現状新たな確認手法▶お客さまに来庁していただくことなく、いつでも・どこからでも手続ができるように、クラウドサービス等を用いたオンライン申請サービスの導入を推進しています。▶手数料が伴う手続については、キャッシュレス決済の導入に取り組んでいます。▶設計業務における図面チェックは、複数の担当者が紙で実施しています。これには、印刷の手間・コストがかかる、他の担当者のチェックの進捗状況が見えにくいなどの課題がありました。そこで「タブレット端末活用による設計図面のチェック」に取り組んでいます。■行政手続のデジタル化■事業所におけるDXの取組設計図面を紙に印刷し、複数の担当者、課長代理が修正点を手書きで記入。。。-47 -区部・多摩・データ形式での作業、共有を実現・紙からタブレットに移行でペーパーレスを実現・オンライン上でチェック状況を可視化出来形確認OK!検査担当職員デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進
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