東京都下水道事業 経営レポート 2024
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管路施設の機能を維持し、事故を防止するために、効果的・効率的な維持水再生センター、ポンプ所等を点検調査し、計画的に保全を実施します。更なる水質改善を図るとともに一層の省エネルギーの実現のために、運転ビルピット排水対策を推進するため、重点対策地区を定め、臭気調査及び詳細は43ページ計7--3-3出力増日頃から巡視を行うとともに、定期的に点検及びテレビカメラなどによる管路内調査を実施観光地・繁華街のうち、ビルピット臭気の苦情が多い12地区を重点対策地区として設定地区内のビルピットを有する大規模ビルを対象に臭気調査および改善要請を実施六本木・赤坂原宿・表参道・青山▲人の入れない小口径管きょにおけるテレビカメラを用いた管路内調査管路施設、水再生センター・ポンプ所などを適切に維持管理し、将来にわたり安定的に下水道の機能を確保します。また、下水道管の破損等に起因する道路陥没や施設の老朽化による重大な損傷の防止、水質改善と省エネルギーの両立などが求められています。さらに、区部においては、ビルピット排水による臭気の発生や下水道施設の腐食防止対策を講じる必要があります。地区東京駅周辺渋谷上野新宿その他6地区※原則、延床面積が1万㎡を超えるビルを対象計画調査ビル数(2021~25年度)2023年度調査ビル数392647471616451118036077ビルピット排水対策の推進下水道管の維持管理累計調査ビル数(2023年度末)392647163071232▲水位が高いなど目視調査が困難な大口径管きょにおけるテレビカメラを用いた管路内調査区部・多摩重点対策地区区部区部取組方針多摩計画的な施設点検を行うとともに、管口カメラ等による調査を実施都はエネルギー危機及び将来のエネルギー安定確保への対応として、HTTを推進しています。当局においては、電力ひっ迫時間帯に以下の取組を実施しています。また、HTTへの取組を通じて電力需給安定化に寄与したことが評価され、2023年度東京都職員表彰「新しい東京賞」を受賞しました。〇電力使用のピークシフト・ポンプや送風機等の設備運転抑制・NaS電池の活用〇発電設備の活用・常用発電設備の出力増・非常用発電設備の臨時運転-35 -管理を実施します。(区部・多摩)(区部・多摩)管理の工夫等に取り組みます。(区部・多摩)改善要請等を実施します。(区部)▲「360度カメラ」を用いて目視点検が困難な施設を調査【HTT<Ⓗ減らす・Ⓣ創る・Ⓣ蓄める>の取組】水再生センター・ポンプ所の維持管理常用発電設備<常用発電設備出力増>同施設内で使用区部多摩維持管理の充実

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