再構築の際には、下水を流したまま施工する必要があります。規模の大きな下水道管では、人が管路内に入って施工しますが、下水が流れる管路内は歩くことも難しい作業環境となっています。が上昇します。安全管理の面からも、再構築の際は、雨の多い時期を避けた渇水期施工とすることも多く、降雨による影響を避けるための緻密な工程管理を行っています。○都市部に輻輳する地下インフラ○下水を止めずに施工~下水道管の再構築~東京は、人口密度が高く、都市機能が集積しているため、道路下などの限られた地下空間に多くのインフラが収容され、下水道のほかに、電気、ガス、水道、通信など、様々な埋設物が輻輳しています。下水道管は、下水が自然に流れるように傾斜がつけられているため、徐々に地中深くになっていきます。そのため、他のインフラより深い位置に埋設されることが多く、再構築の際には、他のインフラを避けながらの掘削や布設が必要で、難しい工事になる場合があります。下水道管には24時間365日下水が流れており、一時も止められません。このため、下水道管の下水道管は、雨が降ると管路内の水位▲東京動画「下水道の役割」https://tokyodouga.jp/d00pfi_ifoq.html▲東京動画「再構築」https://tokyodouga.jp/9cjkrv-o42s.html-23 -下水道▲下水を流したまま下水道管を再構築▲輻輳する地下埋設物通信電気水道コラム①下水道工事の難しさ
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