東京都下水道事業経営レポート2023
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企業努力■下水道局による評価最少の経費で最良のサービスを安定的に提供するため、不断の経営効率化に努め、中長期的な視点に立った持続可能な財政運営を推進していきます。【区部下水道事業】新たな技術の開発・導入による建設・維持管理コストの縮減や資産等の有効活用による収入の確保に積極的に取り組むとともに、将来的な財政負担を見据え、企業債の発行規模や利率のバランス、償還方法等を検証し企業債の有効な活用を図るなど、財政基盤の強化に努めることで、現行の料金水準を維持し、収支均衡の安定的な財政運営を行います。【流域下水道事業】施設の効率的な運転に取り組むなど更なる維持管理費の縮減を図るとともに、市町村の負担にも考慮して事業費の平準化や国費の確保を図る等の取組により、現行の維持管理負担金単価を計画期間中維持し、安定的な経営を行います。■2022年度は、建設・維持管理コストの縮減や、資産等の有効活用により、計画額127億円に対して、決算額159億円となり計画を達成しました。■新技術の導入を進めたことなどにより、建設・維持管理コストの縮減額は、計画を上回り、65億円となりました。また、廃止したポンプ所用地等の売却による収入確保に努めたことなどにより、資産等の有効活用は、計画を上回り、94億円となりました。■今後も、新たな技術の開発・導入によるコストの縮減や、資産等の有効活用による収入の確保に積極的に取り組むなど、不断の経営効率化に努めていきます。事項建設・維持管理コストの縮減資産等の有効活用合計2021年度決算47104151区部・多摩2022年度計画決算増減43652284941012715932経営計画2021の計画期間(2021~2025)5か年計200450650-49 -(単位:億円)▲芝浦水再生センターの上部を活用したビル(品川シーズンテラス)により収入を確保(写真左側)企業努力と財政収支

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