東京都下水道事業経営レポート2023
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詳細は21、22ページ詳細は43ページ[下水道管の震災対策][水再生センター及びポンプ所の震災対策]▶マンホール浮上被害事例(東日本大震災時:2011年)○排水を受け入れる下水道管を耐震化した施設数震災時の下水道機能や交通機能を確保するため、下水道管とマンホールの接続部の耐震化やマンホールの浮上抑制対策を実施しています。また、水再生センター・ポンプ所の震災対策も実施しています。○緊急輸送道路、無電柱化している道路などを対象に、マンホールの浮上抑制対策を実施した道路延長30km(年間目標値25km)○地区内残留地区において下水道管の耐震化及びマンホール浮上抑制対策を実施した面積405ha(年間目標値397ha)○震災時に必要な下水道機能を確保するため、すべての系統で耐震化を完了した施設数○貯留施設等の貯留量(年間目標値12台)合流式下水道は、汚水と雨水を一つの下水道管で流す方式で、23区の約8割を占めています。合流式下水道では、強い雨が降ると、市街地を浸水から守るため、汚水混じりの雨水が河川や海などへ放流されます。降雨初期の特に汚れた下水を貯留する施設の整備を進めるなど、水質改善を推進しています。これまでも省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの利用拡大を進めてきましたが、「アースプラン2023」に掲げた2030年カーボンハーフに向けて、更なる省エネルギーの徹底など対策を推進しています。○省エネルギー型機器を導入した台数12台○エネルギー自立型焼却炉への更新(年間目標値0基)計画どおり2基の更新工事を推進しました。埋設物の移設に時間を要する等の理由により、工事が完了していないため、目標を達成できませんでした。引き続き、適切に対策を講じながら工事を進め、令和6(2024)年度から強化される下水道法施行令の雨天時放流水質基準の達成に向けた取組等を推進します。-4-(年間目標値1万m3)▲省エネルギー型の汚泥濃縮機を導入(南部スラッジプラント)<「アースプラン2023」の策定>新たな地球温暖化防止計画「アースプラン2023」を2023年3月に策定しました。▲施工中の王子第二ポンプ所貯留施設(今後稼働に必要な施設を整備予定)https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/about/e2/earth-plan2023/index.html震災対策168か所(年間目標値175か所)2施設(年間目標値2施設)ダイジェスト:区部下水道主要施策②合流式下水道の改善詳細は27~29ページエネルギー・地球温暖化対策詳細は41~44ページ

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