東京都下水道事業経営レポート2023
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2023年3月に策定した「アースプラン2023」(43ページ参照)に基づき、カーボンハーフの実現に向けた取組を更に加速・強化します。既存設備よりも大幅に機能を向上させた省エネルギー型機器へ再構築するとともに、AIを活用した技術などを用いて、更なる省エネルギーの徹底を図ります。下水道の持つポテンシャルを最大限活用し、再生可能エネル「ゼロエミッション東京戦略」の目指すべき姿を見据え、温室※ 空気を供給し、微生物による汚濁の分解を促進させる行為下水道局では、東京都内における年間電力使用量の約1%に当たる電力を消費するなど大量のエネルギーを必要とし、多くの温室効果ガスを排出しています。下水道事業における地球温暖化防止計画「アースプラン2017」などの目標達成に向けて、省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの利用拡大に努めてきました。一方、「東京都環境基本計画」では、2050年のCO2排出実質ゼロに向けて、2030年までの行動が極めて重要との認識のもと、2030年までに50%削減する「カーボンハーフ」を目標に掲げています。今後、処理水質の向上や浸水対策などの下水道機能向上の取組により、エネルギー使用量や温室効果ガス排出量が増加する見込みですが、エネルギー・地球温暖化対策を推進することで、環境負荷の少ない都市の実現に貢献します。○ばっ気※システムの最適化○省エネルギー型汚泥濃縮機の導入省エネルギーの徹底・再生可能エネルギーの利用拡大※温室効果ガス排出量は、焼却能力300[t/日]、焼却炉の稼働率80%の場合区部・多摩取組方針-41-ギーの利用拡大を図ります。効果ガス排出量を大幅に削減できる技術開発を推進します。今後導入していく焼却炉エネルギー・地球温暖化対策

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