東京都下水道事業経営レポート2023
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[水再生センター・ポンプ所の維持管理]■水再生センターごとに設定した水質の自主目標値(COD、全窒素、全りん)の達成率は、年間目標値の85%を上回る、92%を達成しました。(区部・多摩)(30ページ「水質の目標達成状況」参照)[ビルピット排水対策の推進]■ビルピット排水重点対策地区の対象360ビルのうち、90ビルで硫化水素ガス濃度調査を実施し、濃度が100ppmを超えた58ビルに対して、改善を要請しました。(区部)※ 再構築工事にあたり、事前に調査を行った結果、想定よりも取替えが必要な取付管数が少なかったため、年間目標値を下回りました。取付管の取替えや更生工法などによる道路陥没対策を実施した箇所数(再構築などによるものを含む)(区部)の影響が大きい路線を優先して、道路陥没対策を25千か所で実施しました。(区部)■水が常時ある施設や外壁上部・煙突など高所施設等の点検困難施設のうち東小松川ポンプ所等7施設で、管口カメラや飛行式ドローンを活用し劣化症状の早期発見に取り組みました。(区部)■芝浦水再生センターや東品川ポンプ所等32施設で5年に1回の定期点検を実施し、砂町水再生センター等5施設で沈砂池等の腐食対策を講じました。(区部)■北多摩一号水再生センター等7施設において、水処理施設等の改良・補修を実施しました。(多摩)■事業指標の目標と達成状況■下水道局による評価[下水道管の維持管理]■点検や調査結果を基に、劣化の著しい路線や道路陥没した場合事業指標単位5か年の目標値【2025年度末累計】千か所135[1,024]2022年度実績[達成率]目標災害時に、し尿の搬入・受入を円滑に行うことができるように、区部では、16区と各下水道事務所、多摩では、30市町村と流域の各水再生センターで連携し、訓練を実施しました。▼し尿搬入及び受入における役割分担【区市町村】▲区と連携し、訓練を実施(墨田区道)-36 -2725※[93%]〇危機管理対応の強化に向けた取組0%お客さまの安全・安心を支えるため、様々な危機への対策を計画的に推進し、危機発生時には、的確に対応できるよう取り組んでいます。・災害時のし尿の搬入・受入訓練を実施(区部・多摩)20%40%事業進捗(累計)し尿収集・搬入60%80%941千か所(92%)▽52千か所/ 135千か所【東京都下水道局】下水道施設にて、し尿受入・処理▲市と連携し、訓練を実施(北多摩一号水再生センター)100%▽1,024千か所受入はこちら中長期の目標値1,950~2021(916千か所)2022(25千か所)

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