]L/gm[度濃5097○水再生センターの放流水質○水質改善と省エネルギーの両立353025201510経年で見ると、全窒素濃度については、流入水の水質は大きな変化がない一方で、放流水の濃度が減少しています。水再生センターでは、「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」に基づく放流水質基準より厳しい水質の自主目標(COD・全窒素・全りん)を設定し、管理を行っています。2022年度の放流水質は、区部、多摩ともに法令の水質基準を遵守しました。また、自主目標値の達成を目指した運転管理を行い、放流水質は改善傾向となっています。良好な放流水質を確保するには、反応槽での微生物の働きを活性化させるため、送風機でより多くの空気を送るなど大量のエネルギーが必要になります。そこで、水再生センターでは、下水中の汚れ(窒素など)を分解してきれいにする処理水質の改善と、運転管理の工夫などによる省エネルギーの両立を目指す取組を実施しています。1998H102003H15区部水再生センターの放流水質(全窒素)※の経年変化流入水放流水2008H20※区部13水再生センターの平均値2013H252018H30-30-※1CODは水の汚れ(有機物)の度合いを示す指標で、全窒素、全りんは公共用水域の富栄養化の程度を示す指標です。CODは海域に放流する水再生センターに適用される基準ですが、河川に放流する水再生センターについても、常時測定できるCODを自主目標値として設定しています。※2 ()内は高度処理を行っている水再生センターの水質基準です。※3自主目標値は過去3か年の実績をもとに、センターごとに異なる値を設定しています。※4区部は13水再生センター、多摩は都が管理する7水再生センターの水量加重平均値です。※5区部・多摩において、1年間365日のうち3項目(COD、全窒素、全りん)すべてが自主目標値を達成した日数の割合です。水をキレイにする小さな生き物たち|東京動画(tokyodouga.jp)イタチムシ放流水質基準水質の自主目標値※3平均放流水質(区部)※4平均放流水質(多摩)※4水質の自主目標値の達成率※5≪微生物の働き≫空気の泡を吹き込むと、微生物が水中の汚れを多く食べてくれます。トコフィリアプロロドン2022年度平均放流水質の実績2022年度水質の目標達成状況クマムシCOD※135(15)※2レパデラ全窒素※130(20)※23.0(1.0)※28~138~2110.8目標85%以上ペラネマ単位(mg/L)反応槽空気の泡全りん※10.3~2.50.98.10.7実績92%送風機コラム②水再生センターでの良好な放流水質の確保
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