老朽化対策とあわせて雨水排除能力の増強、耐震性や維持管理性の向上、定期的な点検、調査に基づく補修やコンクリートの腐食対策、大規模改工事期間中に能力が不足する施設では、先行して代替となる機能を確保設備ごとの経済的耐用年数をもとに、アセットマネジメント手法を活用し事業量を平準化するなど、再構築を計画的かつ効率的に推進します。▲コンクリートの腐食対策や補修、大規模改築などにより、施設の機能を維持老朽化した水再生センターやポンプ所を再構築することで、将来にわたり安定的に下水を処理する機能や雨水を排除する機能などを確保します。水再生センター・ポンプ所の約3割が稼働から50年を経過していますが、既存施設の造り替えには多額の事業費や長期の整備期間に加え、水処理や雨水排除の能力を補完する施設の整備が必要です。また、水再生センター・ポンプ所には膨大な数の設備があり、設備ごとに劣化速度が異なるため、再構築に係わる事業量の把握と平準化が必要です。老朽化した施設の再構築(イメージ)区部・多摩水再生センター水再生センター水再生センター▲老朽化対策とあわせて雨水排除能力の増強や耐震性の向上などを図る再構築ポンプ所ポンプ所取組方針-13-省エネルギー化等を図る再構築を計画的に推進します。築などの老朽化対策を行うことにより施設の機能を維持します。し、下水を処理しながら順次整備します。•ポンプ設備などの主要設備を対象に、ライフサイクルコストが最少となる経済的耐用年数や整備時期を示した基本タイムスケジュール※を策定し、再構築を実施します。※基本タイムスケジュール:設備の建設から経済的耐用年数による再構築までの間の補修など、維持管理計画やライフ•技術の進歩により、大幅な省エネルギー化等の機能向上が可能な設備については、経済的耐用年数を待たずに前倒しして再構築を実施します。•沈砂池などでは、施設の耐震化と設備の再構築を一体的に行うことで事業を効率的に実施します。▲基本タイムスケジュールの策定例(汚泥焼却設備)サイクルコストを表した基本的なスケジュール設備の再構築水再生センター・ポンプ所の再構築
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