持続可能な事業運営に向けて、普段目にする機会が少ない下水道のしくみや下水道が果たしている役割、抱えている課題などについて、お客さまに分かりやす次世代を担う子供たちや大学生などの若い世代に対して、環境学習の機会を創出し、下水道に関する正しい知識を持ってもらうとともに、水環境に関する意識情報入手経路が多様化している中で、デジタルメディアをはじめ、様々な情報媒体を活用して戦略的に東京下水道を広くアピールしていきます。つなげようきれいな水を未来まで取組方針■次世代を担う若い世代への環境教育▶生活環境を支える事業の一つとして、小学4年生の社会科で下水道事業を学びます。下水道局では社会科の授業に対応させた「でまえ授業」を、感染症対策を徹底した上で実施しました。「でまえ授業」では、講師が児童に疑問を投げかけ、実験や映像などを交えて児童とともに答えを見つけていく「問題解決型」の授業を展開し、より一層、下水道に関する正しい知識が高まるよう工夫しました。▲体育館を利用したでまえ授業く伝えることで、下水道事業への関心を高め、理解促進につなげていきます。を高めること等を目的に様々な取組を展開していきます。▶児童が「でまえ授業」や施設見学などから「気づいたこと」、「理解できたこと」、「行動すべきこと」などを、3つの部門(標語、ポスター、新聞)から選んで応募できる小学生下水道研究レポートコンクールを開催しました。▲沈殿実験により、水がきれいになるしくみを学ぶ区部・多摩▲模型に水を入れ、浸水から街をどのように守っているかを学ぶ▲標語部門最優秀賞▲ポスター部門最優秀賞-43-▲作品詳細は地下ラボ特設サイトをご覧ください。https://chika-lab.tokyo▶大学生など、若者世代の下水道への関心を高めるため、「東京地下ラボ」を実施しました。今回は未来の下水道「2070年の下水道がある世界を創造する」をテーマに、学生が3Dアニメや小説など自由な手法で表現し発信しました。なお、製作方法として、SFプロトタイピング※という手法を活用し、ワークショップ、フィールドワーク等を通して作品を作成しました。※SFプロトタイピング:SF(サイエンス・フィクション)を用いて未来を構想、それを起点に「いま、これから何をすべきか」を考察する技法▲SFプロトタイピングの手法に沿って物語を作るワークショップ▲旧三河島汚水処分場を実際に訪れ観察するフィールドワーク東京下水道の広報戦略
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