東京都下水道事業 経営レポート2022
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既存設備よりも大幅に機能を向上させた省エネルギー型機器へ再構築するとともに、AIを活用した技術などを用いて、更なる省エネルギーの徹底を図ります。下水道のもつポテンシャルを最大限活用し、再生可能エネルギーの「ゼロエミッション東京戦略」の目指すべき姿を見据え、温室効果下水道局では、東京都内における年間電力使用量の約1%に当たる電力を消費するなど大量のエネルギーを必要とし、多くの温室効果ガスを排出しています。下水道事業における地球温暖化防止計画「アースプラン2017」などの目標達成に向けて、省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの利用拡大を進め、2020年度には温室効果ガス排出量を2000年度比で25%以上削減する目標を達成しました。今後、処理水質の向上や浸水対策などの下水道機能向上の取組により、エネルギー使用量や温室効果ガス排出量が増加する見込みですが、エネルギー・地球温暖化対策を推進することで、環境負荷の少ない都市の実現に貢献します。○ばっ気※システムの最適化○省エネルギー型汚泥濃縮機の導入※ばっ気:空気を供給し、微生物による汚濁の分解を促進させる行為省エネルギーの徹底・再生可能エネルギーの利用拡大※温室効果ガス排出量は、焼却能力300[t/日]、焼却炉の稼働率80%の場合区部・多摩取組方針-39 -利用拡大を図ります。ガス排出量を大幅に削減できる技術開発を推進します。今後導入していく焼却炉エネルギー・地球温暖化対策

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