〇下水を止めずに施工~下水道管の再構築~▲下水を流したまま下水道管内を工事下水道管には24時間365日下水が流れており、一時も止められません。このため、下水道管の再構築の際には、下水を流したまま施工する必要があります。規模の大きな下水道管では、人が管路内に入って施工しますが、下水が流れる管路内は歩くことも難しい作業環境となっています。また、下水道管は、雨が降ると管路内の水位が上昇します。安全管理の面からも、再構築の際は、雨の多い時期を避けた渇水期施工とすることも多く、降雨による影響を避けるための緻密な工程管理を行っています。〇お客さまからの理解・協力~大規模下水道工事~浸水対策としての下水道幹線などのシールド工事では、シールドマシンを発進させる縦穴を築造するための事業用地が必要であり、主に公園や道路などの公共用地を利用するため、工事期間中は公園等の一部が使えなくなる場合もあり、お客さまのご理解を得ながら事業用地の確保を円滑に進める必要があります。また、ポンプ所などの下水道施設の工事では、規模が大きく10年以上同じ場所で継続して工事を行います。工事箇所は浸水が頻発している地域ではない場合もあり、工事による振動や騒音、工事車両による通過交通の増加などに対するお客さまのご理解が大切です。工事に際し、工事説明会を開催するなど、工事の必要性を丁寧にPRすることに努めていきます。-24 -▲公園用地内に設置した作業基地▲大規模なポンプ所工事公園用地下水道工事用の作業基地
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